ジェットブルー航空とスピリット航空、合併に合意

ジェットブルー航空とスピリット航空は、合併契約に合意したと発表した。

ジェットブルー航空は、スピリット航空の株式を1株あたり33.50セントで取得する。スピリット航空の株主総会での承認時に2.5米ドル、2023年1月から買収完了までに毎月0.1米ドルのティッキングフィーを支払い、これを含んでいる。

ジェットブルー航空のロビン・ヘイズ最高経営責任者（CEO）は、「戦略的成長を加速させるこの魅力的な組み合わせを実現し、ジェットブルー航空が独自の低運賃と優れたサービスを、より多くのお客様に、より多くの路線で提供できるようになることを嬉しく思います。スピリット航空とジェットブルー航空は、航空業界を変革し、大手航空会社4社の運賃を引き下げるという共通の目標に向かって前進していきます。この統合は、ネットワークの多様化と拡大、乗務員の雇用と新たな可能性の増加、そして利益ある成長のためのプラットフォームの拡大を実現するエキサイティングな機会です」とコメントした。

スピリット航空のマック・ガードナー取締役会長は、「スピリット航空の取締役会による堅実かつ真摯なプロセスが、当社の株主にさらなる価値を提供したことを嬉しく思います。これは、スピリット・ファミリーの継続的な努力と献身を反映した多額の現金プレミアムと、不利な規制結果に対する株主の重要な保護を提供する、魅力的な組み合わせです」と歓迎した。スピリット航空はこの発表を前に、フロンティア・グループ・ホールディングスとの合併に向けた協議を終了することを明らかにしていた。

統合後の航空会社は458機を保有し、エアバスの新機材を300機以上発注することになる。フォートローダーデール、オーランド、サンファン、ロサンゼルスといった重点都市のほか、大手4社が拠点とするラスベガス、ダラス、ヒューストン、シカゴ、デトロイト、アトランタ、マイアミでの事業を拡大する。利用者数は年間7,700万人に及ぶ。

ジェットブルー航空は、スピリット航空の従業員の一時解雇は行わず、円滑に統合できるように努めるとしている。