キャセイパシフィック航空、2022年上半期は業績回復 年内に旅客便をコロナ前の25%に回復へ

キャセイパシフィック航空

キャセイパシフィック航空は、2022年上半期のグループの純損益が49億9,900万香港ドルの赤字となったと発表した。

旅客事業は前年を上回り、旅客収入は前年同期比177.6%増の206,800万香港ドル、旅客数は同113.4%増の335,000人、座席利用率は40.3%増の59.2%となった。貨物事業も好調だった。燃料費を除くコストは前年同期比4.9%減少している。

子会社や関連会社では、香港エクスプレス航空や航空サービスの子会社、中国国際航空が損失を計上した一方、貨物事業を展開するエアホンコンは利益を上げた。

営業キャッシュフローは赤字が続いているものの、香港政府による渡航制限緩和に伴い、予想以上の改善をみせている。期末時点での流動性資金は267億香港ドル。香港政府による78億香港ドルのブリッジローンの期間は、2023年6月まで延長されている。

新型コロナウイルスの感染拡大前と比較し、年末までに旅客便は25%、貨物便は65%にまで順次増便することを目標としている。今後の運航ニーズに対応するため、4,000人以上の採用計画を進めている。

詳細はこちら