エア・カナダ、ロッキードL-10Aエレクトラを寄贈 創立85周年で

エア・カナダは、創立85周年記念して、ロッキードL-10Aエレクトラ(機体記号:CF-TCC)を、ウィニペグのカナダ西部の王立航空博物館に寄贈した。

エア・カナダの前身である、トランスカナダ航空(TCA)が1937年に最初に購入した3機のうち1機で、1937年9月1日にバンクーバー発シアトル行きで初飛行した。初飛行の所要時間は50分で、郵便物と乗客2名を乗せていた。1939年まで運用された後、カナダ運輸省に売却され、その後は様々な民間企業や個人が所有していた、

1962年にトランスカナダ航空にリースされ、創立25周年を記念したカナダ横断記念飛行を行っている。1986年のエア・カナダ50周年記念式典の際に機体を買い戻し、修復して飛行させた。バンクーバー万博のエア・カナダパビリオンでも展示された。最後の飛行は2018年で、現在も飛行可能な状態で維持されている。

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