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ロンドン交通局、ヒースロー空港発着の運賃引き上げ
ロンドン交通局(TFL)は、地下鉄とエリザベス線の運賃を9月4日から引き上げた。
新型コロナウイルスに起因する財政難の中、政府が課した特別な資金調達の条件によるもの。年間最大2,700万ポンドの増収を見込んでおり、2023年4月までに、財政的に持続可能な運営を持続するというTFLの目標達成を目指す。
地下鉄とエリザベス線は、ヒースロー空港から市内へ移動する最も手頃な価格の交通手段であることから、ヒースロー空港発着のゾーン1を含む旅程は、時間帯に関わらずピーク運賃とし、2ポンド増額する。ゾーン1を回避する場合には、オフピーク運賃を適用する。空港近隣在住者への影響を最小限に抑えた。また、ICカードの「オイスターカード」の新規発行手数料も2ポンド増額し、7ポンドとした。
これにより、ヒースロー空港とゾーン1の各駅間のPay as you Goでの大人運賃は、ピカデリー線利用時には5.5ポンド、エリザベス線利用時には12.8ポンドとなる。
夏休みの空港利用者への影響を回避できるよう、夏休み明けとなる9月4日から値上げに踏み切った。さらに、ヒースロー空港の全ての雇用主が利用できる、空港職員向けの割引運賃の再開にも取り組む。日ごと、週ごとの上限運賃などの措置は継続する。