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ブルーインパルス、西九州新幹線開業で記念飛行 悪天候も見物客で長崎市内は大渋滞
西九州新幹線開業が9月23日に開業したことを記念して、航空自衛隊松島基地所属の「ブルーインパルス」が同日午後、長崎市上空で展示飛行を行った。当日は生憎の雨模様で、当初予定していた演目が変更されたが、市内各所にはブルーインパルスを一目見ようと多くの市民が集まった。
当初は複数のフォーメーションでのローパスに加え、デルタ360度、さくら、サンライズ(水平)などのアクロバット飛行を披露する予定だったが、悪天候により演目を変更。築城基地から飛び立ったブルーインパルスは午後1時30分過ぎに長崎市上空に現れ、稲佐山公園や長崎水辺の森公園上空の高度1,700フィート(約520メートル)で、ポイントスター、グランドクロス、スワンなどのフォーメーション飛行を披露した。自衛隊長崎地方協力本部によると、長崎市内での展示飛行は、9月22日に行った予行演習を除いて初めて。
長崎市内では展示飛行の前後の時間帯、見物に訪れたと思われる車で渋滞が発生し、路線バスや高速バスが大幅に遅延。長崎電気軌道でも市内中心部の電停で車両に乗り切れない人が多数発生するなど、公共交通機関にも影響が出た。
西九州新幹線は、佐賀県の武雄温泉駅と長崎駅を最短23分で結ぶ路線。武雄温泉〜博多駅間では在来線特急の「リレーかもめ」が運行され、博多〜長崎駅間の所要時間は最短1時間20分となる。開業初日は長崎県出身の女優・長濱ねるさんが長崎駅の一日駅長を務め、一番列車の「かもめ2号」に出発合図を行った。