JR各社、シーズン別の指定席特急料金を見直し　グリーン車や寝台車にも適用

JR各社は、シーズン別の指定席特急料金を見直し、グリーン車や寝台車にも適用する。

2023年4月から、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州の各社は、新幹線・特急列車のシーズン別の指定席特急料金を改定し、利用時期によって4段階の料金を設定する。

現在は繁忙期、通常期、閑散期の3段階で、繁忙期は通常期の200円増、閑散期は通常期の200円減となっている。新たにゴールデンウィーク、お盆、年末年始に最繁忙期を設定し、通常期の400円増とする。秋の週末などの利用が多い時期に繁忙期、4月・7月・8月下旬・10月上旬などの一部の平日に閑散期を新たに設定する。

見直されるのは、JR東海は東海道新幹線と在来線特急列車（踊り子号・ふじさん号を除く）、JR西日本は山陽新幹線と在来線特急列車、JR四国は在来線特急列車、JR九州は九州新幹線、西九州新幹線と在来線特急列車。これらの各社間を運行する新幹線・特急列車、しなの号、サンライズ号。快速列車は現在と同様、繁忙期や最繁忙期は設定されない。

また、JR各社はグリーン車や寝台車利用時の特急料金にも、新たにシーズン別の指定席特急料金を適用する。　現在は通常期の指定席特急料金から530円を割り引いた自由席特急料金と同額に、グリーン料金や寝台料金を加えた額としている。

JR北海道内の在来線特急列車、JR東日本の一部の在来線特急列車は対象外となる。JR九州の西九州新幹線と在来線特急列車には閑散期の適用を行わない。