ロイヤル・カリビアン、再生可能なディーゼル燃料での運航開始 米クルーズ会社で初めて

ロイヤル・カリビアン・グループ

ロイヤル・カリビアン・グループは、アメリカのクルーズ会社として初めて、再生可能なディーゼル燃料を使用した運航を開始した。

脱炭素戦略の一環として、World Fuel Servicesと提携して補給するもの。10月29日に「Navigator of the Seas」がロサンゼルス港を出航時に、再生可能なディーゼル燃料を使用した。長期使用の実現可能性を評価するため、ロサンゼルスに拠点を置く船に対して、使用を継続する見通し。給油はJankovich Companyが担う。

再生可能なディーゼル燃料は、再生可能な原材料から製造されるものの、製造プロセスは従来の船舶用軽油と分子的に同一で、炭素含有量が少なく、既存のエンジンで安全に使用できるという。