エンブラエル195-E2試験飛行機、羽田に飛来 日本向けプロモーションで

エンブラエル195-E2の試験飛行機(機体記号:PR-ZIQ)が11月13日午後、仁川国際空港から羽田空港に飛来した。2019年7月にアジア太平洋ツアーの一環で羽田空港に寄港しており、日本への飛来は2回目。

エンブラエル195-E2はリージョナルジェット機「E2」シリーズの最大タイプで、エンブラエル195型機の次世代機にあたる。全長41.6メートル、全高10.8メートル、翼幅35.1メートルで、最高巡航速度はマッハ0.82、航続距離は4,815キロ。最大で146席を配置できる。ベラルーシの国営航空会社であるベラヴィアや、KLMオランダ航空の地域子会社であるKLMシティホッパーなどが導入している。

試験飛行機は「TechLion」と呼ばれる電子回路基板のような塗装が特徴。中国・珠海市で開催中の中国国際航空宇宙博覧会での展示のため、11月4日に珠海金湾空港に飛来していた。航空機の位置情報を提供するサービス「RadarBox」によると、その後、11月10日に広州白雲国際空港を経由して仁川国際空港に飛行。11月13日午後0時15分に同空港を出発し、午後2時58分に羽田空港に着陸した。後日、日本向けのプロモーションイベントが予定されている。

▲羽田空港に飛来したエンブラエル195-E2の試験飛行機

▲ロンドン・シティ空港を離陸するエンブラエル195-E2の試験飛行機(現地時間2022年7月22日)