クロアチア、2023年1月1日付でシェンゲン協定に参加

クロアチアは、シェンゲン協定に2023年1月1日付で参加する。

こクロアチアとシェンゲン協定参加国間の出入国審査は、陸路では同日から、空路では2023年3月26日から廃止される見通し。国内の安全確保などを理由に、一時的に国境管理が導入される可能性もある。

短期滞在目的でのシェンゲン協定参加国への渡航には、バスポートの残存期間は出国予定日から3か月以上あることが必要となる。無査証での滞在期間は、あらゆる180日間の中で最大90日間とされている。同日以降は、クロアチアの滞在期間も算入されるようになる。クロアチアは同日から、共通通貨のユーロも導入する。

シェンゲン協定参加国は、現在26か国。早期加盟を求めていた、ブルガリアとルーマニアの参加は、内務相理事会で一部の参加国が反対したことから否決された。密入国や不法入国対策が不十分であることが、この2か国の参加反対の理由であると報じられている。