JAL、ビジネスクラスで焼酎「森伊蔵」を1日限定提供
ANA訓練施設にA380「ホヌねぶた」お目見え 大田区の高校生が制作
東京・大田区にある全日本空輸(ANA)の総合トレーニングセンター「ANA Blue Base(ABB)」に、エアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」をモチーフにした「ホヌねぶた」が登場し、見学ツアー参加者を迎えている。
「ホヌねぶた」は実機の50分の1スケールにあたる全長1.4メートルで、ハワイの夕陽をイメージしたサンセットオレンジの3号機(機体記号:JA383A)のカラーリング。ねぶたの本場・青森の山車と同様、角材や針金、和紙を使った手作りで、主翼のウイングレットやフラップトラックフェアリングなど細部まで作り込まれている。
制作したのは、区内にある都立六郷工科高等学校定時制課程の生徒有志だ。同校では「総合的な学習(探求)の時間」の活動の一環で、生徒主体で制作したねぶたを地域の商店街で運行する「六郷ねぶた祭」を11月に開催している。ホヌねぶたは2022年の祭りに合わせ、ANAの公認を得て制作されたもの。同社の社員も紙貼りなどの作業を手伝った。
2022年11月19日の祭り当日は、ABBのナビゲーター(案内役)を務める客室乗務員が参加し、同校の生徒と共にホヌねぶたを曳いて近隣の商店街を練り歩いた。
出陣したねぶたは祭りの終了後、通常は同校の倉庫で保管されるが、ホヌねぶたはANAが引き取りを検討。2022年12月14日にABBに搬入され、翌15日から見学ツアーの出発ゲート横で展示されている。
ABBのツアー担当者は、「フライングホヌのねぶたが来てくれて、一気に華やかな雰囲気になりました。ライトを点灯すれば、ねぶた祭り当日の賑やかな太鼓の音が今にも聞こえてきそうな、ワクワクした空間を演出してくれています」と話す。ABBを訪れた見学ツアー参加者も、ねぶたの前で写真を撮ったりして楽しんでいるという。
展示期間は当面の間。ツアー中にねぶたに関する説明はないが、見学者から質問があればナビゲーターが展示の経緯などを説明するという。(写真:ANA)