京急、10月に運賃改定へ 品川〜羽田空港間は292円から327円に

京急空港線

京浜急行電鉄(京急)は、旅客運賃の改定を国土交通省に届け出た。同社によると、税率変更による改定を除けば、変更申請は1995年以来約28年ぶり。変更時期は10月の予定で、ICカードでの初乗り運賃は136円から150円に変更される。

普通運賃の平均改定率は10.8%の値上げ。25キロ区間までは値上げとなるが、遠距離ほど改定率を下げ、25〜40キロ区間は据え置き、41キロ以上の区間では値下げとなる。空港線の加算運賃は変更しない。例として、品川〜羽田空港第1・第2ターミナル駅間のIC運賃は292円から327円に変更となる。

通勤定期の平均値上げ率は11.9%で、全体で10.1%の増収を見込む。増収分は既存設備の維持管理や、ホームドア整備などの安全性向上に充当するとしている。