NEXCO3社、高速道路の深夜割引を見直し 2024年度めど

NEXCO東日本

NEXCO東日本とNEXCO中日本、NEXCO西日本の3社は、高速道路の深夜割引を2024年度を目処に見直す。

深夜割引の適用時間帯を、現行の午前0時から4時までから、午後10時から午前5時までに拡大する。深夜割引の適用時間帯に走行した分のみを3割引とするほか、長距離利用者の負担軽減措置として長距離逓減を拡充し、400キロ〜600キロを40%、600キロ〜800キロを45%、800キロ超を50%割り引く。

また、見直しから5年程度は激変緩和措置として、深夜割引時間帯に一定以上の距離を走行し、かつ1,000キロ以上を走行した場合は、1,000キロを超えて走行した分を深夜割引の対象とする距離に加算するほか、午後10時台に高速道路を流出した場合、深夜割引の割引率を3割から2割に縮小する。

高速道路の深夜割引は、社会資本整備審議会道路分科会の国土幹線道路部会の中間答申で、深夜割引適用待ちの車両の滞留が発生している状況を踏まえた、割引が適用される時間帯の走行分の料金を対象として割り引くような見直しのほか、交通容量に余裕のある高速道路の夜間利用の促進、トラック運転者等の負担軽減を目的とした割引時間帯の拡大について、検討する必要があるとされていた。