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「空」テーマに子どもたちの想像力育む JAL、大宮エリーさんとワークショップ
「空」をテーマにしたアートを通じて子どもたちに想像力を養ってもらおうと、日本航空(JAL)は1月21日、作家や画家などとして活躍する大宮エリーさんを講師に迎えた小中学生向けのワークショップを羽田空港の自社体験型施設「JAL SKY MUSEUM」で開いた。
JALが2016年から展開している、「空」を通じて未来を考えてもらう育成プログラム「空育(そらいく)」の一環。東京近郊や関西から小中学生約15名とその保護者が参加した。
JAL SKY MUSEUMを訪れた子どもたちが見上げた先には、空と雲のように見える大宮さんのアート作品が106枚。これらの作品には特定のモチーフはない。子どもたちはそれが何に見えるか自由に想像して自分の意見を発表した。
ワークショップではさらに、水色のアクリル絵の具やクレヨン、折り紙を使って空の絵を描いてもらう場を設けた。子どもたちは一色だけの画材で、怪獣やパン、バナナなど、自分や家族の好きなものなどを想像して思い思いに作品を作った。中には「嫌いだけど好きになれるように」とシイタケの絵を描く子もいた。
大宮さんがワークショップを通して子どもたちに伝えたかったことは、「答えは一つだけではないということ」だという。「社会に出ると、答えが一つではないというケースがたくさんある。想像力を鍛えるという今回の経験を何かの機会に思い出してもらえれば」と話した。
大宮さんの作品は3月頃まで展示予定。作品のみの見学会は実施していないが、通常の見学の際に鑑賞できる。