南阿蘇鉄道、7月15日に7年ぶり全線再開 豊肥本線乗り入れ実現へ

南阿蘇鉄道 MT-4000形新型気動車

南阿蘇鉄道は、7月15日から全線で運転を再開する。

同鉄道は2016年4月に発生した熊本地震の影響で、線路やトンネル、橋りょうなどが大きく損壊し、全区間が運休。7月31日に中松〜高森駅間の運転を再開した。

特に被害が甚大だった立野〜中松駅間の10.6キロは現在も運休が続いていたが、橋りょうの架け替えなどの復旧作業が今年度中に完了するめどが立ち、約7年3か月ぶりに全区間で運転を再開する。

運転再開後はJR豊肥本線の肥後大津駅まで乗り入れる計画が示されており、直通用の新型気動車MT-4000形がすでに搬入されている。具体的なダイヤ等については最終調整中で、確定次第告知するとしている。