ゲストハウス院、破産開始決定 負債総額約4億5,200万円、東京商工リサーチ

東京商工リサーチ

京都市下京区のゲストハウス院は、京都地裁から1月16日、破産開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債総額は約4億5,200万円。

ゲストハウス院は、2010年8月に創業。JR京都駅や東本願寺、清水寺の近くなどでゲストハウスを運営し、一時期は京都市内を中心に23施設を運営していた。

売上高は、2014年1月期は約7,400万円だったものの、2018年8月期には約7億円にまで拡大していた。一方で競争激化や、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年8月期には約3億円まで落ち込んでいた。運営施設を閉鎖するなどして凌いだものの、長引くコロナ禍で海外からの観光客は回復せず、資金繰りも限界に達し今回の措置となった。