ANA、JFAとパートナー契約 井上社長「航空業界の日本代表として世界に」

全日本空輸(ANA)は2月27日、日本サッカー協会(JFA)とメジャーパートナー契約を締結した。契約期間は2月27日から2026年12月31日までの3年10か月で、日本代表チームや女子日本代表チーム「なでしこジャパン」の国内外への遠征をサポートする。

メジャーパートナー契約はオフィシャルパートナー契約、オフィシャルサプライヤー契約に次ぐ形態で、ANAは6社目となる。チームの移動サポートに加え、指導者・審判育成、グラスルーツ(草の根活動)などの事業でも協力する。まずは3月に大阪市で予定されているコロンビア代表との強化試合に際して、海外から招集されたメンバーがANA便を利用して帰国するという。

JFAのスポンサー契約をめぐっては、日本航空(JAL)が1999年8月からサポーティングカンパニーとして移動のサポートを行っていた。2015年4月1日からは3期目として、2022年12月31日までの7年9か月契約を結んでいた。

▲JFAの田嶋幸三会長(左)に契約合意書を手渡すANAの井上慎一社長

羽田空港の格納庫で開いた会見では、ANAの井上慎一社長とJFAの田嶋幸三会長が契約合意書に調印し、契約期間である「2023」と「2026」の数字が入った記念ユニフォームをお披露目した。契約のきっかけについてANAの井上社長は、「互いに高い目標、約束を掲げ、実現に向けたゆまぬ努力を続けている」とJFAの指針や価値観に共感したと説明。また、「コーポレート、チームカラーが同じブルー」としたうえで、「航空業界の日本代表として世界にチャレンジし続ける」と熱弁した。