JAL、A350購入資金を「トランジッション・リンク・ローン」で調達 約265億円

JAL A350 JA12XJ

日本航空(JAL)と国際協力銀行は、日本の航空業界で初となる資金使途特定型トランジション・リンク・ローンで資金調達を行った。

トランジション・リンク・ローンは、長期的戦略に則った温室効果ガス削減の取り組みを行っている企業を支援するファイナンスの一種。2025年度と2030年度に、二酸化炭素排出量削減のサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲットを設定しており、達成状況によって金利などの条件が変動する。

エアバスA350-900型機2機の購入資金として、約265億円を借り入れた。ストラクチャリングエージェントは三菱UFJ銀行とみずほ銀行で、この他に三井住友銀行、京都銀行、千葉銀行、南都銀行、西日本シティ銀行が貸付人となる。また、国際協力銀行が保証人となる。

JALはまた、「トランジション・ローンおよびトランジション・リンク・ローンフレームワーク」を策定し、日本格付研究所から最高位の「Green1(T)(F)」の適合性評価を得ている。

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