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【フォトレポート】ソラシドエア、ポケモン描いた特別機「ナッシージェット宮崎」
ソラシドエアの特別塗装機「ナッシージェット宮崎」(ボーイング737-800型機、機体記号:JA803X)が3月2日に就航した。本稿ではデビューまもないこの機体の外装から内装までを詳しくレポートする。
「ナッシージェット宮崎」は宮崎県とポケモンとのタイアップによるもので、ソラシドエアとしては初めての全面塗装機。ポケモン関連の同社の特別機としては、ナッシーを描いたデカール機の「ナッシーリゾート in 宮崎号」(ボーイング737-800型機、機体記号:JA812X)が2020年12月19日から運航されていたが、2022年9月28日に終了していた。
塗装作業は2月12日から3月1日までの18日間かけて那覇空港のMRO Japanで行われた。機体はソラシドエアのコーポレートカラーであるピスタチオグリーンをベースに、「宮崎だいすきポケモン」に任命されているナッシーとアローラナッシーが両側面に大きく描かれている。その周りには太陽、海、ブーゲンビリアといった宮崎らしい背景の中で、アローラライチュウやキャモメなどのポケモンたちが遊んでいる賑やかなデザインだ。
通常はソラシドエアのロゴが入っているウイングレットにもナッシーとアローラナッシーが描かれるなど、まさにポケモン尽くし。メインギアのホイール部分もモンスターボールのデザインになっている。地上走行時はボールがくるくる回る様子が見られるので、注目してみてほしい。
▲東京/羽田、宮崎、沖縄/那覇の3空港では、搭乗口の改札機にもナッシーが隠れている
機内に入ると、ひなたぼっこをしているような様子のナッシーとアローラナッシーが描かれたヘッドレストカバーがずらり。
座席テーブルにはシート番号のアルファベットを示すシールが貼付されており、A席はタマタマとキャモメ、B席はキレイハナ、C席はアローラナッシー、D席はナッシー、E席はアローラライチュウ、F席はテッポウオとマンタイのデザイン。
カップホルダーはモンスターボールのデザインで、よく見ると1列目の座席だけデザインが少し異っている。
オーバーヘッドビン(手荷物収納棚)の座席番号案内を見ると、4列目と7列目にだけナッシーとアローラナッシーが潜んでいる。「ナッシー(7・4)」の語呂合わせにちなんだ遊び心だ。
客室乗務員のエプロンも特別仕様だ。デザインは白地と緑地の2種類で、どちらもポケットの部分にはポケモンたちが。ドリンク提供用の紙コップは機窓をイメージした絵柄で、こちらもポケモンたちが顔をのぞかせている。
スカイマークの「ピカチュウジェットBC」やエアドゥの「ロコンジェット北海道」など、ポケモンジェットの新たな仲間として加わった「ナッシージェット宮崎」。今後約3年間、各地を飛び回って宮崎県をPRする。一部期間は運航スケジュールが固定されており、特設サイトなどで事前に確認できるので、狙って搭乗してみてはいかがだろうか。