札幌エスタ、8月31日閉店 バスターミナルも9月30日で閉鎖

JR北海道と札幌駅総合開発は、「エスタ」を8月31日、バスターミナルを9月30日をもって閉店・閉鎖すると発表した。

北5西1・西2地区第一種市街地開発事業に伴うもの。JR北海道と札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ、札幌市、朝日新聞社、朝日生命保険、札幌ステーションフロント、東宝、日本都市ファンド投資法人、芙蓉総合リース、メディカルシステムネットワークは、再開発組合の設立を発表した。

工事期間中は地下鉄東豊線さっぽろ駅とJR札幌駅間の利用者の導線も変更となる。バスターミナルの閉鎖後は、札幌駅南口周辺に仮バス停を配置する。赤れんがテラス、日本生命札幌ビル、ホクレンビル周辺を想定しており、詳細は札幌市や再開発組合が公表する。

再開発では、JRタワーと北海道新幹線札幌駅との間に、高さ約245メートル、延床面積約386,700平方メートルの複合施設を建設。展望施設や国際水準のホテル、宿泊主体のホテル、オフィス、商業施設が入居する。竣工は2028年度を予定している。

エスタは1978年9月、バスターミナル直結の商業施設として、そごうをキーテナントとして開業。2000年にそごうの閉店後、2001年に地下1階にエスタ食品街がオープン、ビックカメラやユニクロも入居した。2004年には札幌ら〜めん共和国をオープンしている。ショップ数は111店舗で、2021年度の売上高は約158億円だった。