JAL発“空の御朱印”「御翔印」、成田など27空港に登場 初回は1週間で完売も

日本航空(JAL)は、就航地の空港で2022年9月から販売している空の御朱印「御翔印」の第2弾を、3月18日から順次発売する。

地域活性化をめざすJALグループ社員のコミュニティ「ふるさとの”わ”」とJTBが共同で企画したもの。空港ごとに異なる印章のようなデザインの上に、筆文字で書いた空港名を印字した。空港名は「ふるさとの”わ”」の各都道府県のメンバーが手書きしている。神社や寺院の御朱印のように、現地に行かなければ手に入らない。

第1弾は、札幌/千歳、東京/羽田、名古屋/中部、大阪/伊丹、福岡、沖縄/那覇、新潟、徳島、高松、高知、松山の11空港で発売。当初は計4,000枚を用意していたが、1週間以内に完売した空港もあったため増版して販売しているという。

3月18日から発売する第2弾は、釧路、女満別、函館、旭川、帯広、札幌/丘珠、青森、三沢、秋田、花巻、仙台、山形、東京/成田、小松、関西、南紀白浜、 但馬、岡山、出雲、広島、山口宇部、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島の27空港。1枚350円で、各空港の売店などで取り扱う。熊本空港は23日から、南紀白浜空港は25日から発売する。

▲「成田国際空港」の文字を揮毫したJALの大八木淳子・成田空港支店長(右)

このうち、成田空港の御翔印は、「ふるさとの”わ”」メンバーのZIPAIR Tokyo社員がデザイン。ボーイング787型機がギアを出してA滑走路に降りてくる様子と、成田の「成」の字を意匠化して描いた。空港名の文字は、書道経験があるという同空港の大八木淳子支店長が揮毫。20枚ほど練習し、文字の並びやバランスに納得がいく1枚を選んだという。新入社員時代から同空港に計25年以上勤めているという大八木支店長は、「普段から『成田空港』という字は書くが、筆で書くのは久しぶり。早く空港にお客様が戻って来てほしいと祈念して書いた」と話した。

今後、離島や海外空港バージョンのほか、御翔印をテーマにしたツアーも検討しているという。また、御翔印が40枚入る「御翔印帳」も販売中。エアバスA350型機の機内インテリアをイメージしたエンジ色と黒色の2種類で、各2,000円。