JAL6,600円セール障害、赤坂社長が陳謝 4月中にも「万全を期してリトライ」

日本航空(JAL)の赤坂祐二社長は3月23日に行った定例会見で、9日から発生したウェブページのシステム障害について陳謝した。

国内線全路線の航空券を一律6,600円で販売する「JALスマイルキャンペーン」を9日午前0時に実施したところ、開始直後から予約サイトにアクセスが集中し、半日以上にわたってウェブサイトにアクセスできない状態が続いたもの。

JALによると、平常時のアクセス数は毎時約3万人で、通常のタイムセール時は同20〜30万人のアクセスがあるという。今回のキャンペーンでは40万人規模を想定してシステムを増強していたものの、実際には100万人規模のアクセスがあった。大量アクセスによって自社の流入制御システムが機能を失い、予約・発券システムに指令を出す機能の処理速度が低下したためタイムアウトが多発したという。

赤坂社長は「(大量アクセスを)想定できなかったことについては大いに反省している。申し訳ございません」と陳謝。4月にも新たなプロモーションを実施できるよう検討しているとして、「万全を期してリトライしたい。もう一度チャンスをいただきたい」と話した。プロモーションの具体的な内容は決まっていないものの、「同じような内容で期間を区切ってできるようにしたい」とした。