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ZIPAIR Tokyo、初の特別デザイン機 新造のJA850J、ロンハーマンとコラボで
ZIPAIR Tokyoは4月13日、米国発のファッションブランド「Ron Herman(ロンハーマン)」とサステナブル推進を目的に業務提携契約を締結した。コラボレーションの象徴として、ボーイング787-8型機(機体記号:JA850J)の特別デカール機を運航する。
JA850Jは今年3月に受領した機材で、ZIPAIR Tokyoでは唯一の新造機。ロンハーマンが掲げるサステナビリティビジョンのスローガン「Love for Tomorrow」のロゴを機体後方の左右両面に入れ、左側の前方ドア2箇所(L1、L2ドア)の横にもロゴ入りステッカーを貼った。デカールは片面あたり8枚で、縦2.3メートル、横3.8メートル。貼り付けは作業スタッフ6人で約8時間かけて行ったという。機内のヘッドレストカバーも同様のデザインのものを用意した。デカール機はZIPAIR Tokyoとして初めてで、10月28日まで東京/成田〜ホノルル線を中心に運航する。
ZIPAIR Tokyoは創業以来、持続可能な航空燃料(SAF)の活用など環境問題に取り組んでいる。4月1日からは運航中の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラルフライト」を東京/成田〜ホノルル線で始めた。一方のロンハーマンも2021年から「Love for Tomorrow」のスローガンを掲げ、サステナビリティをテーマにした取り組みに注力していることから、今般のコラボが実現したという。
▲ロンハーマンを展開するサザビーリーグ・リトルリーグカンパニーの三根弘毅プレジデント(左)とZIPAIR Tokyoの西田真吾社長
両社は今後、海洋汚染などの自然環境問題に共同して取り組む。ZIPAIR Tokyoはフードロス削減や代替燃料の活用を引き続き推進するほか、環境負荷や人権を考慮した素材を使用したビーチバッグやボトルなどの商品を共同開発し、5月8日から東京/成田〜ホノルル線の機内で販売して利用者に訴求する。
デカール機のデビュー日も公式には5月8日としているが、運用の都合上、4月13日の東京/成田発ホノルル行きZG2便で初就航している。
▲5月8日から東京/成田〜ホノルル線の機内で販売するオリジナル商品
ZIPAIR Tokyoは現在、6機のボーイング787-8型機を保有。新造機の5号機(機体記号:JA850A)を除き、JALが使用していた機材を改修して導入している。今年中に7機目、今年度中にも8機目となる新造機を導入する見込みだが、具体的な時期は未定という。