スーダンの一部地域、危険レベル引き上げ 渡航中止勧告

外務省

外務省は、スーダンの一部地域の危険情報レベルを引き上げた。全土が「レベル3(渡航中止勧告)」となる。

引き上げられたのは、首都ハルツームを含むハルツーム州や北コルドファン州など。すでにダルフール地方5州などには「レベル3」が発出されており、全土が対象となった。

4月15日に、ハルツームを含む広い地域でスーダン国軍(SAF)と準軍事組織である即応支援部隊(RSF)との間で衝突が発生したことに伴うもの。一般市民や国連世界食糧計画(WFP)の職員を含む50人以上が死亡した。また、ハルツーム空港では駐機中のサウディア機などが攻撃により破壊され、空港が封鎖されている。一部の航空会社は一時乗り入れを停止すると発表した。