JAL、旅行積立「JAL e旅計画」を12月2日開始
フィンエアー、損益分岐点にまで業績回復 2023年1月〜3月期
フィンエアーは、2023年1月〜3月期の業績を発表した。需要の増加やコスト削減により、損益分岐点に到達した。
売上高は6億9,470万ユーロ、営業利益は830万ユーロとなった。旅客数は260万人、座席利用率は75.1%だった。燃料価格の高騰により、費用が前年同期比約4,000万ユーロ増加した。自己資本比率は9.6%に、全四半期末比0.3%減少した。通常、季節的に最も需要が低迷する第1四半期がにはEBITが赤字になり、夏期に黒字化する。
通期見通しも更新し、供給容量は2019年の80〜85%程度にとどまり、旺盛な旅行需要が短期的には続くものの、経済の不確実性により、需要が弱含むことを想定している。燃料価格は高騰しており、ロシアの領空閉鎖の終了は目処が立っていないほか、インフレと金利上昇が需要やコストに与える影響の程度は不透明であるとしている。収益は大きく改善するものの、2019年の水準には達しない見通し。
トピ・マナー最高経営責任者(CEO)は、「ヨーロッパとアジア間のフライトにおけるフィンエアーの地位は揺るがず、同時に、米国と欧州、インドと米国、中東と北欧など、長距離路線に新たな旅客の流れを見出すことができた」として、より地理的にバランスの取れたネットワークを有していると強調した。