JR東海の奈良キャンペーンは「うましうるわし」から「いざいざ」になって何が変わったのか

とはいえは神社仏閣も外せない

さて、ここまであえて神社仏閣以外のスポットを巡ってきたが、やはり古都・奈良に来たからにはその歴史に触れる時間も忘れてほしくない。世界文化遺産「古都奈良の文化財」を構成する春日大社を紹介して結びとしよう。

春日大社は全国に約3,000社ある春日神社の総本社で、奈良時代の768年(和暦では神護景雲2年と言うらしい)に御蓋山(春日山の一峰)の麓に創建された。祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)、経津主命(ふつぬしのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、比売神(ひめがみ)。

古くから藤の名所として知られ、社紋は藤の花がモチーフとなった「下り藤」が用いられている。境内には約200本の藤の木が植栽された植物園があり、開花シーズンの4月頃からは「藤まもり」が期間限定で授与される。

また、境内では奈良らしく野生の鹿が暮らしており、参道でその姿を見ることができる。一刀彫りや陶器の鹿が御籤箋をくわえている鹿みくじも人気だ。

なお、JR東海ツアーズをはじめとする各旅行会社の対象プランを予約すると、今回紹介したスポット(一部除く)で各種特典が受けられるクーポンが貰えるのでぜひチェックしてほしい。

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