JR四国、8000系車両をリニューアル

JR四国は、特急「しおかぜ」と「いしづち」で運航している8000系をリニューアルする。

車両コンセプト「瀬戸の疾風」を進化させたエクステリアデザインとし、流線形の先頭形状から流れるオレンジのラインを車両全長にあしらったカラーリングを施した。オレンジ色は瀬戸内の温暖な気候や愛媛の柑橘、グリーンは香川のオリーブをイメージした。8600系と共通の配色で岡山・高松から松山に向かう特急列車を明確化する色彩デザインとなっている。

客席は、グリーン車と指定席の各座席と自由席の窓側にコンセントを設置するほか、照明をLED間接照明にリニューアルする。グリーン席は電動リクライニングとフットレスト、読書灯を備える。さらにトイレの洋式化を行うとともに、JR四国では初となる車椅子フリースペースを設ける。

12月にS編成、2024年8月にL編成が運行を開始する。定期検査での多度津工場への入場に合わせ、1年に2〜3編成の改良を行い、2027年度にも完了を見込んでいる。