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グローバル・エアラインズ、運航計画を数週間以内に発表へ 現在の塗装は「未完成」
グローバル・エアラインズは、エアバスA380型機の購入に関して追加情報を明らかにした。
エアバスA380型機を新たに導入して運航を開始する新規航空会社は初めてで、ドーリック・アビエーションから「8桁台」(英ポンド)で購入した。投資家や親会社のホリデースワップからの支援を受けたとしている。
公開した初号機は一部の塗装のみを施しているもので、完成したものではないという。今後、数か月以内にさらに3機を導入するほか、オーバーホールなどを行い、2024年春の大西洋横断路線への就航に備える。広報担当者は本誌・TRAICYに対し、機材計画や運航路線などの詳細は数週間以内に発表し、夏以降に航空券の販売を開始すると明らかにした。
最年少で世界185か国を訪問した男性としてギネス記録を保有している、ジェームス・アスキス最高経営責任者(CEO)兼創設者は、「私たちの願いは、最高の空の旅を提供すること。比類ないレベルのスペース、快適さ、サービスを備えたエアバスA380型機は、このビジョンを達成するための絶対的な中心的存在となる。この度の初号機の購入は、グローバル展開への道程が順調に進んでいることを証明するもの。次のステップは、私たちの高いスペックに合わせた機体のオーバーホールと改装を行い、お客様に今日の空で最高の体験を提供することです。リースではなく購入することは、当初から財務安全性と柔軟性を確保するという当社のコミットメントを示すものです」とコメントした。
グローバル・エアラインズは、著名旅行タレントで連続起業家のジェームス・アスキス氏が、2021年にイギリスで設立した新興航空会社。東京への就航計画もある。プロジェクトリーダーには、エミレーツ航空が1987年に最初に採用したパイロットの一人で、主任訓練教官として25年間勤務したパイロットを任命している。エアバスA380型機を活用し、「”空の旅の黄金時代”の優雅さと豪華さを取り戻す」ことを目標としているという。