カタール航空、純利益12.1億米ドル 2023年3月期

カタール航空(ボーイング737-8型機)

カタール航空は、2023年3月期決算を発表した。純損益は12億1,000万米ドルの黒字だった。

FIFAワールドカップ・カタール大会のオフィシャルエアラインを務め、期間中に約14,000便を運航し140万人を輸送したことや、プレミアム製品の強化などが後押しした。売上高は210億米ドル、EBITDAは49億米ドル、平均搭乗率は80%だった。旅客数は3,170万人で、前年比71%増加した。

アムリトサル、北京、デンパサール、ジュネーブ、ロンドン/ガトウィック、ルクソール、ナグプール、パース、カシム、サラエボ、上海、タイフ、ウィントフックの13都市への乗り入れを再開し、デュッセルドルフとサントリーニ島に新規就航した。

プリビレッジクラブでは、共通通貨のAviosを採用し、免税店などでの利用にも対応している。貨物部門も成長や持続可能性、デジタル化に焦点を当てた戦略的な取り組みを推進した。

FIFAワールドカップ・カタール大会では、膨大なメディア投資収益率をもたらし、2018年のロシア大会と比較すると63%以上高かったとしている。大会のソーシャルメディアエンゲージメントでは、フォロワーを83%以上増やした。

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