フィンエアー、通期業績見通し引き上げ 営業利益率目標の達成前倒し見込む

フィンエアー

フィンエアーグループは、2023年12月期の中間決算(2023年1月〜6月)を発表した。

第2四半期(4月〜6月)は、売上高7億4,920万ユーロ、営業利益6,580万ユーロ、純利益は1億3,860万ユーロ、1株あたり利益は0.09ユーロ、乗客数は280万人、座席利用率は76.3%、自己資本比率は13.1%となった。1月〜6月の中間決算では、売上高14億4,390万ユーロ、営業利益7,410万ユーロとなった。

旅行需要が好調であることから、通期の見通しを引き上げた。売上高は2019年の水準に達しないものの、営業利益は2019年の水準となる1億6,280万ユーロに達する、もしくは超える見通しを示している。これによって、営業利益率を5%とするという目標が、12か月〜18か月早く達成されることになる。

フィンエアーでは、燃料価格の高騰や為替、ロシア領空封鎖の影響により、経営環境が不透明な状況が続いているとしている。すでに、エアバスA330型機の長期リース契約を、カンタス航空との間で締結し、機材の最適化を完了した。2億ユーロのハイブリッドローンを9月初めに償還する見通しで、2025年末までに営業利益率を6%とすることを目指している。

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