ANA、ボーイング787型機エンジンブレードオブジェの販売中止

全日本空輸(ANA)は、航空機の部品製造を手掛ける川崎重工業と共同で販売していた、エンジンブレードオブジェの販売を取りやめた。

エンジンブレードオブジェは、ボーイング787型機に搭載されているロールスロイス製エンジン「Trent1000」のタービンブレードの廃材を加工したもの。コーティングの色や熱で焼けた風合いが個体ごとに異なる一点物で、台座はボーイング767型機の胴体部に使用されているジュラルミンの端材を使用していた。価格は46,200円(税込)で30個限定販売としていた。

ANAのECサイト「ANA Mall」で、7月20日正午から販売を開始したものの、廃材品の関係企業の許可が得られていないことが判明したため、7月21日午前11時半に販売を中止した。販売中止までに22個の申込みがあったものの、支払いはされておらず、商品は9月に発送を予定していた。対象者には個別に連絡し、お詫びする。