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会津乗合自動車、丸峰観光ホテルのスポンサー支援で基本合意
みちのりホールディングス傘下の会津乗合自動車は、丸峰観光ホテルの民事再生手続きに伴うスポンサー支援について、基本合意書を締結した。
会津芦ノ牧温泉の老舗ホテル、丸峰観光ホテルを傘下に収め、会津バスや福島交通と連携することで、観光産業の復活を目指す。
丸峰観光ホテルは1960年に開業し、本館・別館・離れの3館のほか、大会食場やコンベンションホールを備えた芦ノ牧温泉で最大規模を誇るホテル。福島第一原子力発電所事故による風評被害や新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、今年2月に民事再生手続きの申し立てを行っていた。
会津バスは会津地区で路線バス、高速バス、貸切バス、タクシー、旅行事業、人材派遣事業、売店事業を営んでおり、芦ノ牧地区にも路線バスを運行している。経営資源を活かし、ホテルと周辺観光地との周遊ルートや旅行商品の造成など、交通と宿泊との連携、着地系商品の開発などを行うとしている。
スポンサー契約にあたり、既存株主が保有する全株式を無償で取得して消却の後、第三者割当により出資し、事業を再生する。契約の締結は8月末ごろを予定している。運営はみちのりホテルズに委託する見通し。