ANA、受託手荷物の適用ルールを変更 日本発エコノミー「Light」運賃では1個に
国内最大級全1,300席 羽田2タミ国際線「ANA SUITE LOUNGE」「ANA LOUNGE」に潜入
全日本空輸(ANA)は7月19日、羽田空港第2ターミナルの国際線施設の運用を再開した。当面の間は午前中を中心に1日5便が出発する。再開に伴い、出発エリアのラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」と「ANA LOUNGE」も同日から営業している。
両ラウンジは2020年3月29日の国際線施設の供用開始に合わせて開設されたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により、同年4月11日から閉鎖されていた。総座席数は約1,300席で、国内最大級。建築家の隈研吾氏が監修し、「積み重ねた時間ときらめきの瞬間が融合するおもてなし空間」を表現したという。
▲7月19日に再開した第2ターミナル国際線のANA SUITE LOUNGE
ファーストクラス利用者やANA「ダイヤモンドサービス」メンバーなどが利用できる「ANA SUITE LOUNGE」は、エントランスに竹林や延段(石張りの通路)を取り入れ、日本旅館の離れに行くイメージを持たせている。ラウンジ内の各エリアの境目には障子を模したメタルメッシュパネルを設け、日本の伝統的な空間特性である奥行きを表現。ANAラウンジとして唯一のナッピング(昼寝)エリアを設け、ベッド6台とリクライニングチェア5台を設置した。対面式のバーカウンターでは、バリスタやバーテンダーがコーヒーメニューやカクテルを提供する。
ダイニングエリアにはシェフが目の前で調理する「LIVEキッチン」を設けた。なお、当初提供予定だったレストラン形式の食事サービス「DINING h」は停止となり、セット形式の「SUITE DINING」に変更されている。
ビジネスクラス利用者やANAスーパーフライヤーズ会員が利用できる「ANA LOUNGE」は、窓に囲まれた明るく広いスペースを活かし、水平の広がりを重視したレイアウト。SUITE LOUNGEと同様にバーカウンターやLIVEキッチンも設けられているが、夕方以降の出発便が再開するまではクローズする。
▲7月19日に再開した第2ターミナル国際線のANA LOUNGE
両ラウンジとも営業時間は午前5時から最終便の出発まで。現時点での第2ターミナル国際線施設からの出発便は、午前8時55分発の香港行きNH859便、午前9時50分発の台北/松山行きNH851便、午前9時55分発のロンドン行きNH211便、午前10時5分発の上海/虹橋行きNH969便、午後1時20分発の台北/松山行きNH853便の5便。ANAによると、10月29日から始まる冬ダイヤでは便数がさらに拡大する見通し。
なお、国際線施設には到着ラウンジの「ANA ARRIVAL LOUNGE」も設けられているが、再開時期は未定だという。(以下、写真25枚)
ANA SUITE LOUNGE
▲ナッピングエリアのリクライニングチェア。貸出用ブランケットも用意されている
▲シグネチャーカクテルの「Inspiration」。ANAコーポレートカラーのモヒカンブルーとトリトンブルーを表現
▲LIVEキッチンではクロックムッシュを提供。シェフが目の前で焼き上げる
▲時間帯でメニューが変わるセット形式の食事サービス「SUITE DINING」
ANA LOUNGE
▲LIVEキッチンとBARカウンターはANA LOUNGEにも設けられているが、当面は休止