ANAホールディングス、純利益306億円 2023年4月〜6月期

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ANAホールディングスは、2024年3月期第1四半期(2023年4月〜6月)決算を発表した。純損益は306億円の黒字となった。

売上高は4,610億円、営業利益は437億円だった。前年同期比で大幅な増収増益となり、第1四半期では4期ぶりの営業黒字を計上した。

国際線旅客収入は1,673億円(前年同期比約2.7倍)、国内線旅客収入は1,425億円(同1.4倍)、国際線貨物収入は381億円(同0.4倍)となった。セグメント別では航空事業、航空関連事業、旅行事業、商社事業、その他のいずれも営業黒字だった。

国際線旅客は日本発ビジネス需要や北米と中国間の乗り継ぎ需要、国内線旅客はコロナ前水準まで回復したレジャー需要を取り込んだ。貨物は半導体や電子機器、自動車関連をはじめとした主要産業のマーケット需要が減退しているものの、単価はコロナ前の1.8倍、収入は同約1.5倍と高い水準が続いている。LCCは国内のレジャー需要や訪日需要を獲得し、利用率は84%に回復した。

通期の業績見通しは、売上高1兆9,700億円、営業利益1,400億円、経常利益1,150億円、純利益800億円を据え置いている。