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「Suica」と「PASMO」、新規発売の一時中止拡大 記名式カードも
JR東日本とPASMO協議会、東京モノレール、東京臨海高速鉄道は、記名式の「Suica」・「PASMO」カードの発売を、8月2日から当面の間、一時中止する。
世界的な半導体不足の影響により、必要なICチップの入手が困難となり、当面の必要数量のカードの製造が難しい状況となっていることに伴うもの。6月8日から、無記名の「Suica」、「モノレールSuica」、「りんかいSuica」、「PASMO」カードの新規発売を一時中止している。
製造メーカーと製造計画について協議を継続しているものの、現在も不透明な状況であることから、今後の定期券などの新規発売、紛失時等の再発行サービス継続に必要な在庫を確保する必要があるため、記名式のカードにも発売を中止することを決めた。
また、短期間の訪日外国人旅行者向けICカード乗車券「Welcome Suica」も、同日から発売箇所と枚数を制限する。発売箇所は成田空港・空港第2ビル・羽田空港第3ターミナル駅の駅たびコンシェルジュ、成田空港・空港第2ビル・羽田空港第2ターミナル・羽田空港第3ターミナル駅のWelcome Suica専用発売機。発売枚数は1人1枚までとなる。
新規定期券、小児用・障がい者用カード、PASMO企画乗車券やバスの持参人式PASMO定期券などの一部無記名「PASMO」の販売、カード障害や紛失時の再発行サービスは継続する。5月27日からサービスを拡大した、Suicaサービスの青森・盛岡・秋田エリアでは、引き続き購入できる。