「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」、8月26日にグランドオープン

ヒルトンと三菱地所、鹿島建設は、「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」を8月26日にグランドオープンした。6月18日にソフトオープンしていた。

伊良部大橋を一望できる、トゥリバー地区のビーチ沿いの広さ13ヘクタールの土地を、三菱地所が2017年に取得。第1期開発として、同ホテルを建設した。ヒルトンにとって沖縄県で6軒目、離島で初のホテルとなる。三菱地所もビーチリゾートの建設は初めて。

同日午後に記念セレモニーが開催され、宮古島市の座喜味一幸市長、ヒルトンのティモシー・ソーパー 日本・韓国・ミクロネシア地区代表、三菱地所の中島篤代表執行役などの要人が出席し、テープカットでグランドオープンを祝福した。

セレモニー後の囲み取材で、ティモシー・ソーパー 日本・韓国・ミクロネシア地区代表は、「いままで沖縄本島を訪れるインバウンドは指数関数的にこの8〜9年で増え、沖縄の観光業は大成功した。宮古島は本島と同じペースで拡大することができなかったのは、国際線の便数が少なく、宮古島という名前があまりインバウンドに知られていなかったことがあった。ヒルトンの開業によって大きく変わってくると思う。この先ヒルトンのような国際的なブランドが宮古島でホテルをオープンしたことにより、成功の大きな礎になると考えている」と話した。

棚町誠二総支配人は、「宮古島のために貢献できる企業、ホテルとして運営していきたい。観光のお客様、インバウンドも大切だと思っている。島民とタッグを組んで、様々な施設をご利用頂いて、宮古島を全体的に盛り上げていきたい」と意気込んだ。

ヒルトン沖縄宮古島リゾート

建物は地上8階建て。客室数は329室で、3階から7階部分に位置する。ツインルームを中心としており、宮古ブルーの海や自然をデザインに取り入れ、プライベートバルコニーからは客室によって、豊かな緑と遠くに広がる街並み、トゥリバーマリーナ方面の開放的なオーシャンビュー、もしくはオーシャンビューとともに伊良部大橋全景と美しいサンセットを望む異なる景色が広がっている。

環境保全の観点からペットボトルの水は部屋に用意せず、リユースができるボトルを設置。各フロアのウォーターサーバーを使用できる。

館内には子供向け、大人向け、ファミリー向けの3つの屋外プールや、乳児にも対応した屋内プール、スパ「トゥリバー」、キッズクラブ「スプラッシュ」、フィットネスセンター、ランドリーなどを備える。最上階のエグゼクティブフロア宿泊者は、専用ラウンジも利用できる。屋外プールはビーチへつながっている。

パーティーにも対応した200平方メートル超のボールルームやミーティングルーム、伊良部大橋を望むチャペルも備える。

料飲施設は宮古島の食材をそろえたオールデイダイニング「アジュール」、本格イタリアンが楽しめる「イゾレッタ」、宮古島の海を眺めながらコーヒー、ワイン、ビールなどを楽しめるロビーラウンジ・カフェ&デリ「茶寮」、宮古島の素材を生かしたモクテルなどが楽しめるルーフトップバー「YUNAI」などを設ける。

ヒルトンの会員プログラム、ヒルトン・オナーズ会員は、飲食代金がゴールドとダイヤモンド会員は25%、シルバー会員以下は10%割引となる。スパは全会員10%割引となる。インルームダイニングやテイクアウト、朝食は割引対象外となる。

アクセスは宮古空港から車で約15分、下地島空港から車で約25分。宮古空港との間は無料シャトルバスも運行する。中心市街地や伊良部大橋にも近い。

8月28日には、隣接地に「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」を2026年春に開業すると発表している。建物は地上12階建て、客室数は310室。オールデイダイニング、バー&ラウンジ、イベントスペース、フィットネス、キッズクラブのほか、伊良部大橋やサンセットをのぞむ「ルーフトッププール&バー」、シャワールームとロッカーを完備した「トランスファー・ラウンジ」などを設ける。(取材協力:ヒルトン)

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