ユナイテッド航空、東京/羽田〜ヒューストン・グアム線の開設を申請 ハワイアン未使用枠の割当も求める

ユナイテッド航空(ボーイング787-10型機)

ユナイテッド航空は、東京/羽田〜ヒューストン・グアム線の開設を、アメリカ運輸省に対して申請した。

デルタ航空の東京/羽田〜ポートランド線の発着枠返上と、ハワイアン航空の東京/羽田〜コナ・ホノルル線の減便運航を受けたもの。東京/羽田〜ヒューストン線を1日1往復、東京/羽田〜グアム線を週5往復で開設することを申請している。ユナイテッド航空はアメリカ運輸省による発着枠割当後、早ければ12月1日、もしくは認可後60日以内にも運航を開始することを計画している。

ヒューストンはアメリカ中部で最大の都市の一つ。全日本空輸(ANA)の東京/羽田〜ヒューストン線を合わせて1日2往復となり、幅広い時間帯をカバーできるようになる。アメリカ国内の32空港からの乗り継ぎにも対応する。

太平洋諸島最大の玄関口であるグアムからは羽田経由で、多くの日本国内の都市への乗り継ぎが可能となる。観光やビジネス旅行者へのサービス向上といった公益をもたらすとしているほか、ハワイとの競争機会を得ることで、グアムに大きな利益をもたらすとした。

ユナイテッド航空では、デルタ航空が東京/羽田〜ポートランド線を開設しない意向であることは、数週間前からわかっていたものの、その意志を明らかにせず、期限近くまで発着枠を保有し続けていたことは残念であるとしながらも、発着枠の返上に謝意を示した。ハワイアン航空の東京/羽田〜ホノルル・コナ線の深夜枠は、週2往復のみを販売していることから、未使用分を割り当てることで消費者や航空会社に対する不利益を解消できるとした。

■ダイヤ
UA7 ヒューストン(12:30)〜東京/羽田(17:45)
UA6 東京/羽田(19:40)〜ヒューストン(16:30)

UA848 グアム(19:10)〜東京/羽田(22:00)
UA849 東京/羽田(23:55)〜グアム(04:45+1)

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