シンガポール航空、東京/成田〜シンガポール線へのエアバスA380型機投入期間変更 2025年5月1日から
ANA、エアバスA380型機「フライングホヌ」3号機の洗浄を実施 厦門で整備後に定期便投入
10月20日より定期運航の開始を予定している、全日本空輸(ANA)のエアバスA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」3号機(機体記号:JA383A)。定期運航の開始にあわせて、成田空港に隣接するANAの格納庫で9月28日に機体洗浄作業が行われた。
サンセットオレンジの「FLYING HONU」3号機は、2021年10月13日にフランス・トゥールーズから日本に到着。約2年経過しているが、旅客を乗せた運航は行わず、整備上の飛行のみに留まっている。日本での機体洗浄は初めてとなる。
「FLYING HONU」3号機は、28日に日付の変わった深夜1時頃、ANAの格納庫へ牽引され、羽田空港グランドサービスの作業担当者13名により、機体洗浄をスタート。機体洗浄は浸水を防ぐためのマスキング作業を行ってから機体を水で濡らし、薬剤(洗浄剤)をつけたモップ、パッド、ブラシの3つを使って汚れを落とし、再度水で流すという工程で、作業終了は約5時間半後の午前6時30分頃となった。
作業を担当した羽田空港グランドサービスグランドハンドリング部機体サービス課の川田豪氏は、今回の洗浄作業について、「2年間止まっていて汚れている姿を見ていたので、ようやく洗えるなと。まだほとんど飛んでいないので油汚れは少なく、野ざらしになっていた雨だれによる汚れが多いので、比較的汚れは落としやすいかな」と話していた。
「FLYING HONU」3号機はこの洗浄作業後、整備のため、中国の厦門へとフライトが予定されている。整備完了後は、10月20日のNH182便(東京/成田発午後9時30分、ホノルル着午前10時5分)で初の定期運航として投入され、いよいよハワイの「夕陽」をイメージした、サンセットオレンジの3号機の姿を現地で披露することになる。