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東海道新幹線に“快適ビジネス席” スペース1.5倍、リクライニング半分
東海道新幹線に、“1.5席分”のスペースを使える座席「Pシート」が10月20日に登場する。
JR東海は現在、「のぞみ」の7号車をビジネス向け車両「S Work車両」として設定し、座席のリクライニングの可動域を通常の半分程度に狭めてパソコン作業をしやすくしたり、通常の2倍の通信容量があるWi-Fiサービスを提供したりしている。10月20日からはサービスを拡大し、「ひかり」「こだま」を含む全列車に設定する。
PシートはこのS Work車両の新サービスとなるもの。6〜10列目の3人掛け座席の中央席(B席)に仕切りを設けて窓側・通路側席(A・C席)のスペースを拡大し、隣の座席からパソコンの画面などが見えにくくなるようにした。
ノートパソコン等のキーボード入力がしやいよう、背面テーブルは手前にスライドさせると傾斜するよう改良。パーティション部分には小物置きとドリンクホルダーも備えた。
料金は通常の指定席プラス1,200円で、インターネット予約サービス「EXサービス」から購入可能。予約は10月18日から受け付ける。なお、2024年春頃からは駅の窓口や券売機等でも購入できるようにするという。
このほか10月1日から、N700Sの7号車デッキに、打ち合わせやウェブ会議、電話などに利用できる個室ブースを本格導入した。7号車の乗客向けで、10分単位で最長1時間利用できる。料金は30分まで10分毎200円、その後60分までは10分毎300円。当初は4編成(J17・25〜27編成)でスタートし、2024年度中には全てのN700S(JR西日本保有車両を含む)に導入する。