外務省、イスラエルへの不要不急の渡航延期求める スポット情報発出

外務省

外務省は、イスラエル・ガザ地区の情勢への注意を喚起するスポット情報を発出した。

10月7日早朝から、ガザ地区からイスラエル南部、テルアビブを含む中部、エルサレムの広い範囲に数千発のロケット弾が発射され、イスラエル軍による迎撃が行われているものの、着弾するロケット弾もある。また、ガザ地区周辺の多くの地域では、ガザ地区武装勢力戦闘員が侵入し、住民を人質にとる事案やイスラエル兵士をガザ地区に拉致する事案などが発生し、イスラエル側治安組織との間で交戦が行われている。今後、イスラエル軍はより本格的な軍事作戦を実行することが見込まれている。イスラエル側の250名以上、パレスチナ側では約200人の死者が発生していると報じられている。

外務省では、ガザ地区とその周辺には危険レベル3(渡航中止勧告)が発出されていることから、渡航を止めるように求めている。テルアビブを含む中部地域、エルサレム地域、南部地域等は危険レベル1(十分注意してください)に指定されているものの、航空便の運航を含めて情勢は非常に流動的であることから、事態が収束するまでの間、イスラエルへの不要不急の渡航については延期を検討するよう求めている。