アラスカ航空機、非番のパイロットが飛行中にエンジン停止試みる

アラスカ航空によると、現地時間10月22日、エバレット発サンフランシスコ行きAS2059便(エンブラエル175型機、機体記号:N660QX)でジャンプシートに着席していた非番のパイロットが飛行中、エンジンを停止させようとしたことから、ポートランドに目的地を変更した。

同便はエバレットを午後5時23分に出発、アラスカ航空非番のパイロットは、エンジン消火ハンドルを操作してエンジンの停止を試みた。完全に操作された場合、翼のバルブが閉じ、エンジンへの燃料が遮断される。乗務員は迅速にリセットを試みたため、出力は失われなかった。同便は傘下のホライゾン航空が運航していた。ポートランドには午後6時26分に到着した。

容疑者のエマーソン氏は、2001年にホライゾン航空に副操縦士として入社。2012年6月にヴァージン・アメリカに入社したものの、2016年にアラスカ航空による買収により、アラスカ航空の副操縦士になった。2019年には機長に昇進した。アメリカ連邦捜査局(FBI)などが捜査している。

乗客は後続便に振り替えられたという。