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ANA、P&Gエンジンの点検で2,412便を欠航 来年1月〜3月に
全日本空輸(ANA)は、プラット・アンド・ホイットニー製エンジンの点検作業に伴い、2024年1月10日から3月30日にかけて、2,412便を欠航する。
PW1100G-JMエンジンの点検作業を実施することに伴うもので、11月にも技術指示文書が発行される予定。ANAは定められた期限までに対象エンジンを取り外し、プラット・アンド・ホイットニーが手配した、IHIもしくは三菱重工航空エンジンなどの整備工場で分解、対象部品の超音波による非破壊検査、不具合部品の交換を実施する。
2015年10月から2021年9月までの間に製造されたエンジン内部の部品で、材料の処理に問題が発生している可能性があると発表されている。保有するエアバスA320neo11機とエアバスA321neo22機の計33機が対象となる。作業期間は1台あたり250〜300日を要することから、運用復帰は秋以降になるという。3月31日以降の運航便は、1月末に発表予定の来年度の事業計画で発表する。
影響を受けるのは、国内・国際線の1日約30便で、減便率は3.6%。対象となるのは幹線など、同日同路線に変更可能な路線を中心に決定した。雪まつり期間中の札幌線や、春節などの国際線は減便しない。80億円の減収となる。
減便数は国内線が20路線2,267便、国際線が2路線145便となる。一部路線では、提携するスターフライヤー、ソラシドエアが134便の臨時便を運航する。対象便の予約客には、メールなどで連絡を行う。フライトの変更もしくは払い戻しを手数料無料で受け付ける。