福岡空港、国際線ターミナルビル北側コンコース延伸エリアの全面供用を12月1日開始

福岡国際空港は、福岡空港国際線ターミナルビルの北側コンコース延伸エリアの全面供用を、12月1日に開始する。10月29日から一部を先行して供用を開始していた。

これまで国際線北側の10スポットを利用する場合は、バスでの搭乗・降機が必要となっていた。コンコースの延伸により、6つのスポットに搭乗橋を新設した。これにより、国際線の16スポットのうち12スポットで、搭乗橋での搭乗や降機ができるようになる。

3階の搭乗待合室エリアは、搭乗直前まで日本らしさを感じてくつろげるよう、日本家屋の縁側をイメージして木調の天井にするほか、四季をイメージした植栽のある坪庭エリアを設ける。坪庭エリアには福岡県産ヒノキを用いたテーブル、博多織をあしらったイス、大川組子の行燈を設えたロビーチェアなど伝統工芸品を取り入れた。

両業施設は、新たにドラッグストア「KOKUMIN」、ダイニングバー「KRAZY MEAT by ODA CHIKUSAN」が同日にオープンする。2024年2月には、高品質なオーガニック抹茶を楽しめるカフェ「THE MATCHA TOKYO」が出店を予定している。

福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事は、2025年3月の供用開始に向けて着実に工事を推進するとしている。