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DHLエクスプレス、香港のグローバルハブの拡張工事を完了
DHLエクスプレスは、香港のグローバルハブの拡張工事を完了した。
2004年の開設以来、2008年と2017年の拡張工事を経て、アジア太平洋地区で過去最大のインフラ投資となる5億6,200万ユーロを投資した。世界貿易の回復に向けた体制を強化する。香港国際空港第3滑走路の供用に合わせて、施設の拡張に着手していた。
DHLエクスプレスは、世界3か所にグローバルハブを設け、18億ユーロを投資している。アジアの航空ネットワークは上海の「北アジアハブ」、シンガポールの「南アジアハブ」、バンコクハブ、香港の「セントラルアジアハブ」の4か所を設けており、アジア太平洋地域の約900施設と接続している。
「セントラルアジアハブ」は、週200便以上が発着し、DHLエクスプレスの世界全体の取扱貨物量の20%近くを占めていることから、アジアのみならず世界でも重要な拠点となっている。2023年第3四半期までのアジアと他大陸間の取引は、2019年同期比で30%以上の伸びを示しているという。倉庫総面積は50%増の49,500平方メートルとなり、最新鋭の自動仕分けシステムを導入したことから、処理能力は70%近く向上し、1時間あたり125,000件の処理が可能となった。フル稼働時の年間総トン数は50%増の106万トンとなる見込み。