アパグループ、大江戸温泉アセットマネジメントの全株式を取得へ

アパホテル〈茅場町八丁堀駅前〉

アパグループは、大江戸温泉アセットマネジメントの全株式を取得する契約を、大江戸温泉物語との間で締結した。

大江戸温泉アセットマネジメントは、大江戸温泉リート投資法人の資産運用会社。株式の取得は12月19日までに実施する予定で、商号も変更する。

アパグループは、2022年5月に発表した5か年計画「AIM5~APA Innovative Movement」で、「新しい資金調達スキームの研究」を経営基盤戦略として掲げていた。ネットワークやシェア拡大のため、将来的なREITの活用も一つの研究対象として想定していた。

アパグループでは、不動産情報の提供、ブリッジ機能、パイプラインとしてのアパホテルの提供、ホテルオペレーター機能の提供、セイムボート出資などの積極的な支援のほか、財務面でも取引金融機関拡大のサポートなどを行い、投資法人の成長を促し、投資主価値の向上に努めていくとしている。投資法人がホテルを取得・所有し、運営をアパホテルが行うといったホテルの保有形態が新たに選択肢に加わり、ホテルネットワークの拡大をこれまで以上に加速させることが期待できるとしている。

大江戸温泉アセットマネジメントでは、今後も投資対象の変更はなく、大江戸温泉物語グループとのサポート契約は優先交渉権や商標使用など一部を継続する。運用体制も継続し、現在の経営陣が引き続き運用に従事する。