FAA、ボーイング737-9型機の一時運航停止を命令

アメリカ連邦航空局（FAA）は、ボーイング737-9型機（ボーイング737 MAX 9）の一時運航停止を命じる、緊急耐空性指令（Emergency Airworthiness Directive）を発出した。

現地時間1月5日午後5時ごろ、ポートランド発オンタリオ行きのアラスカ航空1282便（ボーイング737-9型機、機体記号：N704AL）が飛行中、機体左側の客室の一部が外れ、ポートランドに引き返した事故を受けたもの。

アメリカの航空会社とアメリカの領土内で運航する機体が対象となり、飛行再開前に検査を行うよう求めている。必要な検査には1機あたり約4〜8時間かかるとしており、全世界で約171機に影響を与えるという。

ボーイングは、「安全性は当社の最優先事項であり、今回の事象が当社の顧客とその乗客に与えた影響を深く反省しています。また、ボーイングの技術チームは、昨夜の事故に関するNTSB（国家運輸安全委員会）の調査を支援しています。また、ボーイングの技術チームが昨夜の事故に関するアメリカ国家運輸安全委員会（NTSB）の調査を支援しています。我々は引き続き、規制当局および顧客と緊密に連絡を取り合っていきます」との声明を発表した。