アラスカ航空、ボーイング737-9型機の検査実施へ ボーイングがMOM発行

アラスカ航空(ボーイング737 MAX)

アラスカ航空は現地時間1月8日午前10時、ボーイング737-9型機(ボーイング737 MAX 9)の検査の詳細が示された、マルチ・オペレーター・メッセージ(MOM)がボーイングから発行されたと発表した。

現地時間1月5日午後5時ごろ、ポートランド発オンタリオ行きのアラスカ航空1282便(ボーイング737-9型機、機体記号:N704AL)が飛行中、機体後部左側の非常口の「プラグドア」と呼ばれる部分や内装の一部などが外れ、ポートランドに引き返した事故を受けたもの。乗客171名と乗員6名の計177名が搭乗しており、数人が医師の診察を必要とするけがを負った。乗客全員が医学的な診断を受けた。この機体は10月31日に引き渡された。

MOMはアメリカ連邦航空局(FAA)の承認を受けたもので、今後、事業者の検査プロセスをFAAが承認するほか、アラカ航空がエンジニアが従うべき検査手順とプロセスを作成する必要があるとした。

事故機の機体や整備に関する情報提供には、アメリカ国家運輸安全委員会(NTSB)の許可が必要であるとしている。1月8日には約140便を欠航としている。