国土交通省、「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」を設置

国土交通省は、羽田空港で発生した航空機衝突事故を踏まえ、有識者や関係団体から構成される「羽田空港航空機衝突事故対策検討委員会」を設置する。

滑走路上における航空機等の衝突防止のためのさらなる安全・安心対策を検討するもので、第1回委員会を1月19日に開催し、夏には中間的なとりまとめを行えるよう、検討を進める。主な検討事項はパイロットと管制官に対する注意喚起システムの強化や交信の見直しの必要性など。

座長は小松原明哲氏（早稲田大学理工学術院創造理工学部経営システム工学科教授）。有識者は青木義郎氏（自動車技術総合機構上席研究員）、伊藤恵理氏（東京大学先端科学技術研究センター教授）、小林宏之氏（航空評論家）、鈴木正則氏（航空保安研究センター業務執行理事）、武市昇氏（東京都立大学システムデザイン研究科教授）、平田輝満氏（茨城大学理工学研究科教授）、福島幸子氏（電子航法研究所航空交通管理領域領域長）、松尾亜紀子氏（慶應義塾大学理工学部教授）。関係団体は定期航空協会、日本航空機操縦士協会。