ANA系新ブランド「AirJapan」初便でバンコクへ行ってみた【搭乗レポート】

機内食のサービスは離陸から約1時間後にスタート。アナウンスでは事前に機内食をオーダーした人からのサーブとなっていたが、初便ということもあり目算で7割以上の乗客がオーダーしていたようで、ほぼ順番に全席へと提供している様子だった。

今回は機内取材ということもあり、19種類のメニューの中から事前に「ふわとろ卵の炭火焼親子丼」(1,600円)と「寿司ものがたり」(2,000円)をオーダー。

「ふわとろ卵の炭火焼親子丼」はその名のとおり、出汁のきいたふわとろの卵が絶品で、ジューシーな鶏肉とご飯によく合っていた。

「寿司ものがたり」はにぎりのほか、手まりや稲荷などバラエティー豊富な寿司が9貫入っており、小ぶりの握りなので機内でも食べやすいのがうれしい。

ちなみに機内食を提供しているケータリング会社からは、初便を記念してクルーにケーキがプレゼントされていた。

機内食は在庫があるメニューに関しては機内からもオーダー可能。前述のWi-Fiサービスに接続してオーダーできるようになっており、残りの個数も記されているので分かりやすい。

スナックやドリンクも同じくWi-Fiサービスから注文でき、乗務員への直接オーダーもできる。また決済端末は、クレジットカードのタッチ決済にも対応しており、スマートフォンでのクレジットカードタッチ決済での支払いも可能だった。

バンコク到着まで約1時間というタイミングで機内の照明が、同じくコーポレートカラーの藍色をイメージしたブルーの寒色系カラーに変わった。

バンコク・スワンナプーム国際空港には現地時刻午後11時34分着陸と約20分遅れで着陸し、D7ゲートへと到着。

ゲートには折り返しでバンコクからの初便となるNQ2便(バンコク発午前0時15分発)を待つ多くの乗客の姿がガラス越しながら見られた。

クルーの撮影や入国審査に30分ほど時間を要したため、到着ロビーに出たのは現地時刻の午前11時頃。空港直結の鉄道「エアポートレイルリンク」は午前0時頃が終電のため、深夜の到着も多いスワンナプーム国際空港の混雑具合から考えると、定刻に到着してもエアポートレイルリンクを利用するのは難しそうなため、タクシーかライドシェアのGrabを使って街中へ移動するのがベターだ。

AirJapanが推す広めのシートピッチに開放感のある機内レイアウトが相まって、カラダの疲れをあまり感じず、かなり快適な移動ができた。バンコク便は他社から、そして日本各地からも多くの便が就航しており、旅好きのリピーターも多くアクセスしている就航地。そんなバンコクに、機内サービスだけでなく片道でチケットを購入しやすいカスタマイザブルな新しいブランドが就航することで、インバウンド・アウトバウンドも含めて今後大いに期待できる路線となりそうだ。(取材協力:AirJapan)

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