ANAの767-300BCF「JA8323」が離日 JA8000番台機、残り1機に
ANA初の787「JA801A」、あす3月1日“トリトンブルー姿”見納め AirJapan機に改修へ
全日本空輸(ANA)が初めて導入したボーイング787-8型機(機体記号:JA801A)があす3月1日、ANA機としてのラストフライトを迎える。最終日は東京/羽田〜ソウル/金浦線を2往復し、最終便は午後9時55分東京/羽田着のNH868便となる見通し。運航終了後の機体はANAホールディングス傘下の新ブランド「AirJapan(エアージャパン)」の2号機として改修され、4月中旬にも就航する予定。
ANAは、初の787型機としてJA801Aを2011年9月25日に受領。2機目に導入したJA802Aと共に、斜めに交差するブルーのラインの特別塗装が施されており、航空ファンからは「鯖塗装」と呼ばれ親しまれた。特別塗装での運航は、2017年2月12日のプノンペン発東京/成田行きのNH828便をもって終了し、当時伊丹空港にあったMRO Japanでトリトンブルーの通常塗装にリペイントされた。
当初は暫定仕様として264席仕様(ビジネスクラス12席、エコノミークラス252席)で就航し、2013年10月の改修で222席仕様(ビジネスクラス42席、エコノミークラス180席)に変更。さらに2015年11月には、240席仕様の「78M」(ビジネスクラス42席、エコノミークラス198席)に再変更されている。
ANA機としてトリトンブルーカラーでの運航最終日となる3月1日は、東京/羽田〜ソウル/金浦線のNH861・864・865・868便に投入される予定。国内線での運航は、きょう2月29日の長崎発東京/羽田行きNH666便が最後となる。
エアージャパンは2025年度末までに、ANAの787-8型機計6機を改修して導入する計画。初号機のJA803Aは中国・厦門のMRO「HAECO Xiamen」で改修が行われ、2月9日から運航を開始している。客室仕様は全機共通で、全席エコノミークラス「3-3-3」配列の324席仕様となる。
■運航最終日のダイヤ
NH861 東京/羽田(08:45)〜ソウル/金浦(11:20)
NH864 ソウル/金浦(12:20)〜東京/羽田(14:20)
NH865 東京/羽田(15:55)〜ソウル/金浦(18:35)
NH868 ソウル/金浦(19:50)〜東京/羽田(21:55)