ブリティッシュ・エアウェイズ、2年間で70億ポンドを投資 AIや自動化などに

ブリティッシュ・エアウェイズは、約2年間で70億ポンドを投資した変革計画を展開する。ロンドンで開いた、初のショーケースイベント「イン・ザ・スカイズ」で発表した。

ウェブサイトとアプリを全面的に刷新し、オンラインで変更などを完結させることができるようにする。すでにテストを実施しており、最初の変更は年末までに展開を予定している。

また、エグゼクティブ・クラブ会員を対象に、機内Wi-Fiを通じたメッセージの送受信を無料化する。4月3日から2週間以内にWi-Fiを設置した全機材で展開する。さらに、マイクロソフトが開発した、Wi-Fiに対応した機内カスタマーケアソリューションでは、地上のカスタマーケアチームが客室乗務員と通信し、フライトの到着前に問題解決を支援する。

自動化やAI、機械学習には1億ポンドを投資し、予約から手荷物の取り扱いまでのプロセスを改善する。遅延を予測し、リアルタイムの天気や機体サイズ、顧客データを分析し、迅速な意思決定を支援する。700台のシステムと数千台のサーバーをクラウドに移行するため、7億5,000万ポンドを投資する。

ドバイにラウンジを新設するほか、単通路機に新仕様の座席や客室インテリア、大型荷物棚を導入する。エアバスA380型機には新型ファーストクラスを導入する。

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